昨日3月6日は二十四節気の一つ、啓蟄でした。 冬篭りしている虫が土の中から這い出してくる日なのに、とっても寒い。 実際には平均気温で10度を越えてから出てくるそうなので、 地域によって当然バラバラになりますね。 東北、っても広いからね、福島では来月でしょうね。 田んぼに水を張る頃とすれば5月かも… ところで、この「虫」ってえのが、どうも気になる。 私の感覚、というより一般的には、 虫ってえと昆虫ですよね。 昆虫なら土中で、卵なりサナギなどで越冬するのかな? 啓蟄の説明の通りということですが… 土中から這い出してくるという説明だと、 カエルとかヘビのイメージが強い。 どうも、ここで言ってる「虫」はヘビやカエルなんじゃないのかなァ? こういう変温動物を我々は虫とは言いませんが、 ひと昔前の日本人は、 昆虫も変温動物もひっくるめて虫と言ってた気配がある。 「志ん生」の落語を聞いてると、 何の噺か忘れたけど、 マクラで虫がいっぱい出てくるのがある。 「泥棒やんま」とか「女郎蜘蛛?がちょっと寄ってらっしゃいよ」とか、 同じ流れでヘビが初めは「ヘ」って言ってたとか、 カエルでは「トノサマ、おめえは様子がいいよ、背中にスジが入って…」 なんてなもんで、 昆虫も変温動物も同列に、虫として扱っていて、 ちょっと違和感を感じたもんです。 たぶん「志ん生」の生まれ育った時代は、 そういう感覚なんでしょう。 あっ今、思い出しました。 たぶん「疝気の虫」のマクラだったんじゃないかな… |
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