これがファン心理なんでしょうね

寸志さんと一日行動を伴にしていると、
時々聞ける楽屋話、これが楽しみです。
関係者だけに許される贅沢ですな。
Q.庵の出番前、話しかけたかったのですが、
何やらスマートフォンで調べ物をして、
考え事をしている様子。
こりゃ話はNGです。
私も出番前は集中したいですからねェ。

「佐野山」のマクラを聞いて、
先ほど何をしていたか分りました。
相撲博物館の歴代館長(故大鵬、現館長は元三重の海)、
これらのことを喋って、名横綱「谷風」から噺に入っていきます。
これを調べてたんですね。
なるほどねェ、ちょうど九州場所も始まるしタイムリー、
誰でも知っていることから入っていくのも無理がありません。

これは私にとって、マクラの大ヒント。
時事ネタは新鮮ですし、無尽蔵。
ちょっとマンネリ感があるのを打破できるかもしれません。
高座に上がる寸前まで、こういう努力を怠らない、
益々寸志さんのファンになっちゃいます。

ところで昨日、ツイ輝さんからチケットを頂いて、
立川D師匠の講演会に行ってまいりました。
何やら立川流づいてますねェ。
30分ほどの講演のあと「牛ほめ」「禁酒番屋」のニ席。
講演は面白かったんですが、
落語の方は「う~んイマイチ」ってところでしょうか。
どちらも割りとアタクシが得意?にしてる噺です。
いい出来ならもっとワクはずなんですがねェ…
普段落語に馴染みの無いだろうお客様です。
ちょっとモッタイナイ。

師匠の世代だと、家元の名言、
「落語は業の肯定」に感激して弟子入りしたんでしょうね。
何度がこの言葉が出てきておりました。
確かに私もそう思いますが、
プレーヤーが噺のなかで言うのはナンカ抵抗があります。
「伝えることはそういう言葉の真理じゃなくて、
お客にそう感じてもらうことでしょ。」てなところでしょうか。

寸志さんへのベタ褒めぶりと、D師匠への酷評ぶり。
これはファン心理のなせるワザでしょうね。

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