昨夜はS様のお座敷がございました。 会場は渡利そば処Q.庵、貸切です。 お客様は5名、S様ご夫婦と女優の娘さん、 奥様のお兄さんお二人という構成です。 S様は以前勤めていた会社の先輩で、 Q.庵の会にも時々お越しいただいたり、 奥様のご縁で町内会でもお呼び下さったりしています。 この日はご法事の後のお食事の余興というわけです。 こうした、ごくプライベートな集まりで噺家を独占して落語を楽しんでもらう。 これは私が是非やってみたかった事の一つです。 プロを呼ぶのは、地方ですからなかなか困難ですが、私ならお手軽です。 一応落語と言えるものを提供してくれるんじゃないか… お客様の勘違いに乗っかろうという、アサマシイですね。 贅沢なことですが、たぶん江戸落語はこういうお座敷が、 本来のスタイルなんだと思います。 生活の中の少しだけハレの部分に顔を出す。 それが潤いになれば本望です。 私の考えることはただ一つ、 お客様に呼んで良かったと感じてもらうことが全てです。 S様の前でやってない噺をチョイスして、 ちょいと小ぶりのマクラ用の小噺を作って、 そして休みを取って、準備は万全?です。 女優の娘さんはTVにも顔を出すという、 ある意味同業者。ちょっと緊張します。 会うのは初めてですが、きれいな方です。 (大きな声では言えませんが、ご両親のどちらにも似てない…) 奥様のお兄さんは末広亭にもタマに行くとのこと。 ムムッ、ハードルが上がります。 まずはお食事とお酒ですが、 どのくらいのお酒になるか、これは重要事項。 あまり出来上がっちゃうようなら考えないといけません。 品良くちょうどいい具合の酔い加減で、 予定通りの噺をさせていただきました。 正直自分の噺には不満がありますが、 まあなんとか可ってところでしょうか。 帰りの車中、それなりの満足感に浸っていると、 ややま先生からお電話、エエッこりゃ事件です… |
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