これを見たくて山形県立博物館へ行ってきました。 事前に写真で見ていた時には、 国宝に指定されている五つの土偶の中では、 ピンとこないというか、 アタシの土偶のイメージからは外れておりました。 この写真は横からですが、 正面像は直線的なデザインが目について、 足の造形のせいもあるのでしょうが、 ガンダム人形のようで正直見たい欲求は小さなものでした。 現代アート風に直線がデフォルメされて、 手の部分など大胆な省略が施されています。 それだけにデザインセンスは優れているのでしょうが、 アタシの好みじゃないというところです。 まあ、そんな感じの先入観を持って実物とご対面。 写真では分らないもんですねぇ。 確かに写真の通りなんですが実物は違いました。 落語をナマで見るのとDVDで見るくらいの差はありました。 (分らない方にはナンノコッチャかな?) 肉体を感じさせてくれましたねぇ。 後ろに突き出たお尻のラインなんかセクシーです。 好印象を持ったところで上から順に見ていくと。 頭には被りモノ? これが打ち首になるときの目隠しに見えてちょっと引きます。 顔の表現は無くてノッペラボウ。 肩から胸にかけて肩衣なのか? 胸なのか? お腹の縦ラインは妊娠線? 下腹部の急な凹みは何の表現? 出産を済ませたってことなのか? 腰から腹部の模様は彫り物? 胴と足の境目に段差があるので腰巻なのかも? 脚部正面の横縞は? 立たせるため(?)に極端に太い作りになってます。 使っているところを見た人は誰もいないので勝手な想像が出来ますね。 被りモノ、肩、ヘソの辺りに小さな穴があいていて、 羽飾りを差し込んだ跡かも? 正装したシャーマンの姿でしょうか。 この穴は、先月見た茅野市尖石遺跡の国宝土偶にもありました。 仮面のフチに小さな穴があるでしょ。 これは何度見てもかなりおどろおどろしい。 ところで、山形の国宝のツケタシのなかに顔がありました。 宇宙人っぽい感じですが、 この目の表現は同じ茅野の国宝土偶と共通してます。 とっても可愛らしい。 女子力バツグンですな。 こんなに写真を入れて大丈夫? 見てない国宝土偶はあと二つ、 いずれ機会を作りたいと思っています。 |
<< 前記事(2016/05/01) | ブログのトップへ | 後記事(2016/05/04) >> |
タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
---|
内 容 | ニックネーム/日時 |
---|
<< 前記事(2016/05/01) | ブログのトップへ | 後記事(2016/05/04) >> |